フィンランドの最新ホスピス情報    2015年5月フィンランド視察

福祉と医療の先進国フィンランドでは、1970年代には日本と同様な超高齢化社会を迎え、個と社会とのつながりを重視するユニットケアやシームレスケアを定着させて高齢者ケア施設の充実を図りました。そのシステムはFWBC(フィンランド健康福祉センター)プロジェクトとして世界に普及されています。近年は高齢者ばかりではなくがんに罹患する患者数も増加している事から在宅とホスピスとの連携による緩和ケアのニーズがフィンランドでも高まっています。
 
生活の質の向上を高め、その人らしく最後まで活きるためには医療者、家族、ボランティアが一体となりケアを必要とされる方を見守ります。
1991年に開設されたTERHOKOTI(テルホの家)はフィンランドの首都ヘルシンキで一番古いプライベートホスピスで、訪問看護ステーションが併設されています。
ホスピスの入所室は70床。同数のボランティア(始める前に全員3ヶ月間40時間の教育が必須)、犬や猫のペットたちに囲まれてヘルスケアナースを中心にマスターナースとドクターがチーム医療を行います。
医療リンパドレナージや緩和アロマケアのニーズはとても高く評価され、1人の患者様に対して3回までは無料で施術が受けられます。この部分は、企業や子供のいない夫婦、ホスピス利用者の家族などの寄付によって支えられています。
4回目からは自費になりますが、ホリステックケアは疼痛緩和や感情のコントロールにとても有効だという事です。
 
印象的だったのは、ホスピスの廊下に院内の看護師のプライベートな写真がたくさん飾られていて白衣を着ていない家庭的な雰囲気を出しています。また、サウナへはベットごと入室が出来、髪の毛をきれいにセットしたり、ハンドマッサージの後には真っ赤なマニュキュアが一番人気があるそうです。
患者様はホスピスに入院した時よりも10歳は若返る!と言っていたのが印象的でした。
フランシラのフィンランド本校の生徒たちは、以前にも増してホリステックケアを学ぶ医療者の数が多く、TERHOKOTIの主任看護師CARITAもフランシラの卒業生だとわかり意気投合しました。
日本の訪問看護にもフィンランド式ケアを出来るだけ取り入れて大切な方への「生活の質の向上」を目指します。
 
フランシラ訪問看護ステーション 代表 竹内恵美
 

ヘルシンキ最古のホスピス

ホスピス01

訪問看護ステーション

ホスピス02

ホスピス病室

ホスピス03

赤いネイルが人気

ホスピス04

看護師のプライベート写真

ホスピス05

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